アメリカにはWarmothという、ギター・ベース用のボディやネックを販売している会社があります。
ここから購入すると、所謂個人輸入という物になりますが大したことはありません。
ただただ遠い海を越えて
受け取る時に送料とは別に5000円前後のお金を払うだけです。
たぶん、何かの税金ですかね。
Warmothへの注文はHPからコンボボックスの選択形式で簡単に行えますし、
基本的には海外通販のお作法なんかを調べれば誰でもできると思います。
英語はGoogle翻訳が何とかしてくれます。
さて、本題です。
今回購入したのは、ローステッドメイプルネック・ローステッドアルダーボディ・ピックガード
の以上3点です。
まずはネック
甘い匂いがします。
「ああ、メイプルネックって本当にメイプルなんだなぁ。」
そんな当たり前なことを考えてしまいます。
ローステッドメイプルの特徴については色々とありますが、単純には以下3点。
・普通のメイプルより軽い
・普通のメイプルより安定しやすい(つまり固い?)
・匂いが甘い(あまりにも匂うのでもう一度書きます)
軽くて固いという未知の世界。気になったので買ってしまいました。
また、このローステッド処理を行うと木目が際立つのかもしれません。
フレットはただ打ち込んで、エッジを斜めに落としただけです。
そのまま弾くと手が切れそうなので、軽く磨いた方が良いのかな。
続いて、ボディ
今回はDInky J という、小ぶりなジャズベース型をチョイスしました。
木目については当初選択していた地味な材が、訳あって使えないとの事だったので
「んじゃ良い感じの適当に選んで」とお願いしたらこうなりました。
趣味じゃない木目ですが、これはこれで良いかな。
そして裏面
何気に無塗装のアルダーボディを見るのは初めてでした。
木目=アッシュ というイメージでしたがアルダーも結構派手なんですね。
そして側面
何か変な傷入っとるやん! と最初思いましたがアルダーの木目らしいです。
ローステッド加工だから際立ってるのでしょうか。
また、ネックジョイント部のヒールカットオプションを付けました。
ホーン部の付け根にも大きなエグリが入っていますが、この加工がヒールカットオプションの一部なのか、Dinky Jタイプ特有の物なのかは不明です。
嬉しい誤算でした。
ネックとボディを合わせた様子。
スカスカに近い・・・のかもしれませんが、未塗装なのでこんな物でしょう。
後日、厚めにラッカー塗装をして合わせるといい具合になりました。
ポリ塗装だとギチギチになってしまうかもしれませんね。
こちらはヒールレスカット用のネックジョイントビスです。
ネック側のビスが短くなっており、このビスでないと指板を突き抜けます。
またこのビスは国内で買えません。
また海外から買うのもアレなので、ヒールレスオプションを付けたら必ず買いましょう。
まぁ代用出来るネジも探せばあるでしょうが、どれが代用出来るか探し回るのも面倒ですし。
そしてピックガード
雑と言えば雑ですが、そもそもピックガードの標準品質はこんな物だと思います。
寸法はバッチリですし、何より安いので一緒に買いましょう。
一緒に買って損はないはず。
とまぁ、こんな感じです。
品質には問題が無いというか、むしろ普通に良かったです。
塗装前のサンディングはもちろん行いますが、そこらの自作キットとは比べ物にならない品質です。
ローステッド材を安く手に入れる一つの手法として、いかがでしょうか。